第8回教育を語る集いを開催
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今回の「教育を語る県民のつどい」は、「不登校から見えてくる様々な課題」をテーマに、パネルディスカッションを開催した。
最初に、コーディネーターを務めていただいたNPO法人アンガージュマンよこすかの滝田理事長から、現状の不登校者数の数値データを出していただいた上で、「子ども達が不登校になることは不健全な状態なのだろうか?」という課題提起があった。現在の子ども達を取り巻く環境が、日常生活の全てが評価対象になっていることや、学校現場においては教育の事務化が一層進展していることが、「学校に登校して当たり前」といった大人の分別を押しつける結果となっているのではないかとの考えを示された。
不登校とは「どの子どもにも起こりえる事としてとらえること」が大切であり、「不登校生は弱い子だ」といった誤解をなくし、子ども達の苦しさを理解し、見守ってやることが必要だと述べられた。
続いてシンポジストからは、お二人から実例に基づくお話がされた。お一人は不登校の子どもを育ててきた両親の立場からの発言であり、不登校のきっかけから、その時の親としての行動や気持ち(子どもを責める、先生を頼りにする)を語っていただき、その後、「学校では子どもの個性を殺すだけ」「学校には無理して行く必要ははない」と思えるようになってから、悩みの時期を乗り越えられたとの話があった。子ども自身ではどうすることもできない事に親が気づいてやり、ゆっくりとした時間が必要であった、と話された。
もうお一方は、横浜市内で生徒指導専任教諭として不登校に対応しておられる方から、現在の取り組みや考え方のお話がなされた。まず不登校考える上で「子どもの居場所は」「他者とのつながりは」「子どものペースになっているか」の要素を考える必要があると述べられた。具体的な取り組みとして、小学校や地域と連携し、一緒に考える集いの機会を定期的に持つことの必要性等が挙げられた。また子どもや保護者との接するにあたっては「早く学校へ来い」ではなく「来なくてもよい」「君の学校だからいつでもよい」として、人と人として話すことが何より大切だと述べられた。
その後、シンポジウムの感想や子どもとの関わり方について、また教師としての対応方法についての質疑応答があり、最後に滝田氏が「子どもには子どもの力があり、大人が決めつけることなく、生の大人の姿を子どもに示してやろう」と締めくくられた。
○日 時:2010年2月16日(火)18:30~20:00
○場 所:ワークピア横浜2F「くじゃく」
○参加者数:130人
○内 容
パネルディスカッション『様々な課題を抱えた子どもたち』
~不登校から見えてくる子どもの世界~
コーディネーター:◇滝田 衛 氏(NPO法人アンガージュマンよこすか理事長)
シンポジスト :◇不登校親の会ボランティアグループ未来 副代表
◇横浜市立中学校教諭









